こんにちは!
今回はWindows11のパソコンをメルカリ等のフリマアプリで出品/売却する前の初期化と最低限のデータ削除の手順についてをご紹介します!
普段から仕事でPCの初期化を行っていますが、
そんな立場から、Windows11売却時に最低限やるべき5ステップを紹介します!
- Windows11のPCを安全に売却したい
- 売ったPCのデータを復元されて個人情報漏洩するのが怖い
- 実績のある手順を知りたい
私はこの手順で数十台のPCをメルカリで出品しています。
※あくまで個人の手順であるので、本記事の内容でトラブルや問題が発生した場合は自己責任にてお願いいたします。
Windows11の初期化だけではデータ復元ができてしまう

まず、Windowsの標準機能でOSの初期化、工場出荷時にすることができます。
しかし一見、OSから見えるデータは消去されたように見えますが、HDDにはデータは残っています。
そのデータは特殊な復元ソフトを使えば、復元出来てしまうという検証結果があります。
Cipherコマンドでデータ復元をしにくくする
Windowsには「Cipher.exe」というプログラムがあります。
これは特定のドライブ全領域に対してダミーデータを3回も書き込むことでデータ復元を困難にします。
この記事の中で具体的かつ画面付きでCipherコマンドの使い方をご紹介しています。
Windows11を初期化~出品/売却するまでの流れ
Windows11は2022年9月現在で最も新しいWindowsOSです。
そのWindows11をメルカリ等で出品するまでの初期化&データ消去の大きな流れは以下の通りです。

順を追って説明します。
Step1:バックアップを取る
今回行う初期化の目的は、PCのデータを安全に抹消して出品することです。
必要なデータは必ずクラウドやUSBメモリ等へバックアップを取得するようにしましょう!
データ量によってはバックアップに数時間かかる場合もあるので、夜寝ている間や時間があるときにやりましょう。
Step2:Windows11初期化(1回目)
Windows11を工場出荷時に戻す手順です。
▼Windowsキーを押して歯車の「設定」を押します。

▼あがってきた画面から「回復」を探して選択します。

▼「PCをリセットする」を押します。

▼「すべて削除する」を押します。

▼「次へ」を押します。

▼「リセット」を押すと初期化が始まります。
初期化しても問題がなければ「リセット」を押してください。 PCは自動で再起動されます。

▼初期化が始まります。

▼初期化が完了するとWindowsのセットアップ画面になります。
ダミーユーザ(例:test1)等で個人情報が含まれないように初期セットアップをしてください。

▼ダミー初期セットアップができたら完了です。

Step3:Cipherコマンドでデータ消去
Cipherコマンドでデータ消去、復元しにくくする方法です。
▼「Windowsキー」を押して、「cmd」と入力⇒「コマンドプロンプト」を押してください。

▼起動したコマンドプロンプトへ、
【Cドライブを消去する場合】⇒cipher /w:c:
【Dドライブを消去する場合】⇒cipher /w:d:
として実行してください。

▼これによりcipherコマンドでの処理が始まります。

▼以下のように『C:\Users\×××(ダミーのユーザー名)>』が出たら完了です。

Step4:Windows11初期化(2回目)
再度Windows11の初期化を行います。
実施する内容はStep2と同じです。
Windowsセットアップ画面になったら電源を切ってOK。
Step5:動作確認、清掃&出品
動作確認として、電源が立ち上がるか、Windowsセットアップ画面が始まるか、音声は出力されるかなどを確認します。
最後にPCや画面の手アカが残らないように専用ウェットティッシュなどで拭き取って出品します。
これでWindows11のメルカリ出品前の初期化&データ消去が完了です!

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